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初詣
森山神社へ初詣のついでに一色海岸まで足を伸ばした。
 一色小学校脇からの道を歩きながら、新しい家々が立ち並んでいる様に時の流れを知らされる。屋根の数だけの生活があり、新しい屋根の下の活気が窓から外の空気へも伝わって来る。森山神社を抜けてしおさい公園と美術館に挟まれた小道を歩く。美術館ができたばかりの頃、それまでの塀が開放的な生け垣に替わり、両側を高い塀と木立に挟まれて夏の陽射しさえ遮ぎる陰影が続く小道の向こうに陽光まばゆい海が覗く風景が失われてしまったのに愕然とした思いがよみがえる。美術館側の開放的な空間が、海へと続く秘密の抜け道を、光あふれるただの遊歩道に変えてしまっていたのだ。その後、その開放的な生け垣と竹林が、元の小道に沿う楯となるまでに成育するのにどれほどの年月が必要だったのだろう... 。往年の雰囲気は少しばかり回復したように感じられた。つまり、消えてしまった路の向こうにあるべき海が、薄暗がりの向こう側の、かつての光に満ちた海が、この日見えたのである。  波が、うねりが... 砂浜へと落ちて行く小径の端まで迫って見える不思議な感覚... があの時のままそこにあった。晦日から、元旦にかけて大西に荒れた海も、今は穏やかな穏やかな表情を見せながら、陽光に輝いていた。浜へ降りて、引き潮で固まった砂の上を小磯へと歩く。江ノ島の向こうにいるはずの富士は霞んで見えない。小磯の鼻は草枯れたベージュのカーペット。北へと回った風が海を渡って行く。  帰り道は、大門裏の小径を抜けて、音羽楼跡地の変わり様をこれまた感慨深く眺める。中の様子を伺い知ることもなく脇の小径を通るだけだったが、このように整地され測量水糸が張られている姿を見ることになろうとは... 。  ここのところ、朝夕の通勤時間帯のバスが混み合うようになったのも故あらん... などと一人で合点しながら、一色小学校前の広がった道沿いの歩道の壁に描かれた子供たちの絵を眺め、見上げた先に我が家の遠景が浮かんでいた。
19:12 | 四季 | comments(0) | trackbacks(0)
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